ただ撮っただけの写真では売れません

盛り付け写真
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その理由は写真が汚いこと。汚いといえば語弊がありますが、「買いたい」と思えない画像なんです。ただパッケージを撮っただけという画像なんです。これではせっかくの良い商品も売れるわけがありません。

人間の五感には、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚があります。食品であれば、味や匂い、食感などが購買のきっかけになると思いますが、ディスプレイ越しで表現できるのはせいぜい視覚のみ。だからこそ写真はきれいに撮る必要があるのです。「シズル感」という言葉をご存知でしょうか?シズル感とは、揚物や肉が焼ける際のジュージューという英語の擬音語で、被写体(商品)の魅力が伝わる、美味しさやフレッシュさが実物を前にした時のように感じられるという意味です。食品以外では対象の魅力やバリューという意味でも使われます。例えば住宅であれば、実際に住んでいる自分をイメージ出来るかどうか。衣類であれば、それを着た時の周りの反応や自分の気持ちをイメージできるか、これが重要です。

上の写真は、食材としてのキノコをいかにイタリアンレストランに販売するかをイメージして撮影したものです。(盛り付けはシェフでもあるフードコーディネーターに依頼し、弊社で機材を持ち込んで撮影したものです)

では下の写真はどうでしょうか。

売れない写真例

 商品をただ撮っただけの画像です。複数の写真を掲載できるのであれば、パッケージ画像も必要と思いますが、メイン画像としては使えませんよね。

鴨鍋

上の画像は「鴨鍋セット」のイメージです。あくまでも鍋の主役は鴨肉で、椎茸や野菜は脇役なので、鴨肉にピントを合わせる手法を撮っています。

盛り付け例

これは、このページトップの画像と同じキノコを中華料理店向けにアレンジしたものです。小道具をバックに配置し、片栗粉を多めに入れてテカリを強調しました。写真撮影で大切なのは、誰をターゲットにするのか、そして何を感じてもらうのかが重要だと思います。例えばビールであればジョッキの水滴だったり、焼肉の煙だったり、実際の現場では霧吹きやバーナーなども使っているんですよ。

写真の重要性を感じて頂けましたでしょうか。写真だけで売上は劇的に変化します。商品やターゲットによって手法は異なるのですが、是非撮り方を工夫してみて下さい。

この記事は2012年8月21日に株式会社インフォミディアリのブログに寄稿したものを再編集しています。

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投稿者プロフィール

株式会社インフォミディアリ創業者であり、わくわくエンターテイメント役員。県や商工会の専門家、エキスパートとして中小企業の経営支援を行っていますが、自らは儲からない仕事ばっかりしています(T_T)

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