駅弁好きがこうじた事と町おこしの意味合いもあって、2012年10月より駅弁をプロデュースしております。その名も「秋田由利牛すきやき弁当」!
以前JR羽越本線羽後本荘駅には「すきやき弁当」という駅弁があったのですが、製造元が廃業したらしくしばらくの間駅弁というものがありませんでした。そこでこの弁当を復刻させようとプロジェクトを発足。メイン食材には、知名度が上がってきた地元ブランド牛である由利牛を使うことにしました。味は冷めても美味しい割り下を研究し、具材は当時の記憶を辿りながら再現しました。
なぜこの駅弁を復刻させようと思ったかというと、単純に好きだったからという理由だけではありません。松本清張氏の小説「砂の器」はご存知でしょうか。この小説の舞台の一つが二駅隣りの羽後亀田駅です。作中で東京から来た刑事が駅弁を食べるシーンがあるのですが、それが羽後本荘駅近辺なのです。何をどこで買ったかは明記されていませんが、時代背景を考えると、作者は取材時にオリジナルのすきやき弁当を食べたんではないかと、勝手にメンバーがロマンを追い求めているんです(笑)
現在秋田由利牛すきやき弁当は、地元ローカル線である由利高原鉄道を応援すべく、終点である矢島駅で予約受付をしております。また不定期ですがイベント販売も行っております。地元の酒造メーカーである齋彌酒造店さんや天寿酒造さんとタイアップし、雪の茅舎や天寿を割下に使った蔵開き限定弁当や、東北新社様とコラボした宇宙戦艦ヤマト弁当など企画商品を販売した実績もございます。歌手のささきいさおさんにも召し上がって頂きました。
秋田由利牛すきやき弁当のご予約につきましては、由利高原鉄道矢島駅(0184-56-2736)までお問い合わせ下さい。JR羽後本荘駅売店では販売しておりませんのでご注意ください。またイベント販売につきましては、わくわくエンターテイメント(企画販売元)のFACEBOOKページで情報発信をしております。